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電気料金

 最近、テレビや新聞等で今後の電気料金に関する報道を見ました。日本のエネルギーの約3割を供給する原子力発電所の多くが震災や定期検査で停止し、日本各地で節電を余儀なくされています。
 今現在、世論の風潮で原子力発電所の再稼働も難しく、火力発電所を動かさなくてはならないため、電気料金を値上げする事を耳にしました。当然の事ですが、当面の間、火力発電所を動かすには、原子力発電よりコストが掛かってしまい、その補てん分が私たちの電気料金に転嫁されてくるのが現状です。このまま既存の原子力発電所が再稼動しないと、来春には全ての原子力発電所が停止することになります。そうなった時の電気料金の概算を経済産業省がはじき出していました。だいたい各家庭で,現在より毎月千円程度値上がりするようです。電気料金の値上げは、やはり嫌ですが、現在の世論の中では受け入れなければならないのが現実です。
 しかしながら、私たち家庭レベルならこの千円負担もやむを得ないのかもしれません。家庭では、年間1万2千円増加することになりますが,では、企業はどうでしょうか?月額100万円と仮定すると、月10万円の負担となり、年間120万円の負担増となります。色々な効率化を進めても,利益が減ると、企業は海外進出を考えざるを得ないでしょう。
 これは大変な事です。日本全体が、負の連鎖になることは間違いありません。原子力発電所を再稼働するには、立地地域の方々・地元住民の理解が必要です。
 これからの日本の国益や私たちの生活を何とか確保するためには、ある程度のリスクを背負って行かなければならないのが現実ではないでしょうか!!!!!
 もちろん、そのリスクを極力小さくすることに英知を集めることは言うまでもありません。
 これらも踏まえ、国、保安院等の速いテンポでの対応を望みます。

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