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高知県東洋町

 高知県東洋町という町をご存知でしょうか。
 人口は3,000人余りの漁業と農業の盛んな上関町に良く似た町で、2007年4月の町長選挙で一躍全国区となりました。今現在は無風状態のようです・・・!
 なぜ全国区となったのか!当時の町長が、東洋町に高レベル放射性廃棄物最終処分場の立地を国に申し出たからです。任期中にもかかわらず、中途辞職をして最終処分場の是非を争点とした選挙が行われました。
 町長がなぜ迷惑施設の最終処分場立地へ手を上げたのか?この東洋町も上関町と同じで、人口減少、漁業・農業・商工業者の衰退、少子高齢化や雇用もなく、結果若者の町外流出、税収減などなど、当時の町長も東洋町の未来を見据えて、「このままでは、東洋町の未来はない!」という意思でやむなく手を上げたようです。
 注目の選挙結果は、処分場反対派の候補者が当選しました。その東洋町の町長選挙が今年4月に行われました。結果は処分場を反対して前回当選した町長が、町職員から出馬した新人候補に、ダブルスコア以上の大差をつけられて惨敗したようです。
 「なぜ?なぜなんだろうか?」よくよく調べてみると、前町長は、反核だけが目的だったようで、結局4年間大した事をしていなかったから町民から三行半を言われたのでしょう。4年間で町民がよく分かったのでしょう。
 やはり理想ばかりではダメだと・・・!これもふまえて、上関町民も現実を見据えて、理想ばかりを追いかけるのではなく、途中でつまずかないように、9月に行われる上関町長選挙には、町民一人ひとりが冷静に未来の上関町を考え、これからの上関町を任せられる候補に投票していただきたいものです。

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