ゴーストタウンとは?
ゴーストタウンとはどういった状態のことなのかな?と、ふと最近思いました。昨年の民主党前経産大臣の発言が頭をよぎりました。少し調べてみると、ゴーストタウンとは、いろいろな状況があるにせよ、一度形成されていた町や村、集落から、人々がいなくなってしまったことを指すようです。全ての人間がいなくなってしまうということではなく、実際には、少数の住人が住んでいる場合でも、ゴーストタウンと呼ばれることもあるようです。
このたびの震災で起こった福島第一原子力発電所事故で避難を余儀なくされている原電立地地域も、前大臣はそう発言して辞職されましたが、現実はそうなのかもしれません。(大臣が公の場で軽率に発言するのは問題がありますが…)他にも、炭鉱やダム建設などでゴーストタウン化した町や村もあるようです。
上関町はどうでしょう。違った意味でのゴーストタウンになってしまうのではないか!と私は思います。このままでは、今後何もしなければ、超過疎化とそれに伴う生活条件の厳しさによって、ゴーストタウン化してしまうのではないでしょうか。
今現在、福島の現状、またマスコミ報道などで日本の多くの方々は、原子力に対する考え方が以前とは違ったものになっている現実があります。しかし、上関町には、中国電力(原子力発電所)という企業誘致により町を活性化していかなければ、ゴーストタウン化してしまう現実があります。悲しいかな、上関町は他の市町村と違い、少子高齢化が急速に進んでおり、時間に余裕がないのが現実なのです。なかなか理解していただくのは難しいでしょうが、さまざまな検討を行った結果、上関町にはそれしかナイのです。未来を見るためには、今が無ければ未来はナイのです。この現実を踏まえ、理解していただくには時間はかかるでしょうが、国、行政、電力会社などに、原子力のあり方、必要性や安全性を正確に発信していただきたいです。