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再生可能エネルギーさえやれば……

 再生可能エネルギーさえ行えば、日本はバラ色のエネルギー政策になるんだ!的な内容を最近テレビでやっていました。ほんまかいな?
 安全でローリスクの国産エネルギーといえばそうなりますが…..
 その放送ではドイツを例に出して、再生可能エネルギー(主に風力)でも十分エネルギーセキュリティーの中心的役割を果たすことができるんだ!と放送されていました。ほんまかいな?
 ある新聞の欧州事情の欄に、ドイツが再生可能エネルギーへと転換したとの記事が書かれていました。内容は、ドイツのエネルギー政策で2022年までに原子力発電所を全廃する。一方、再生可能エネルギー(主に風力)の割合を50%まで引き上げ、2050年には80%にする予定だが、なかなか前途多難な状況と書かれていました。やはり、原子力発電に反対する人もいれば、風力に反対する人もいるようで、風力への懸念は・・・・
 1.高圧線が生物保護区を横断し自然を破壊する。
 2.景観を損ねる。
などをあげています。こういった反対する人たちの活動により、新増設事業が少なくとも4ヶ所で立ち往生しているようです。
 また、例年では毎冬フランスに電力を輸出する余裕があったドイツですが、今冬は日本同様、原子力発電所の停止により電力供給量が下がり、自国で消費する量ギリギリだったそうです。また、EU(欧州連合)との話し合い以前にドイツが勝手なエネルギー転換を行うことに対して、EU加盟各国はエネルギー転換は電気網が他国とつながっているからこそ可能であり、ドイツが相談なしに転換を進めることに不信感を募らせているようです。一例ですが、紹介しました。
 今の状況下では、反原子力、脱原子力を報道することが王道なのかもしれません。しかし、島国という日本が置かれた状況も踏まえず、脱原子力をしている他国を美化して報道しすぎるのもいかがなものか!これこそ電波を利用した世論誘導的な報道になるのではないか!と私は思います。何をするにしてもいくらかリスクは伴います。その辺りも含め、今は公平に報道する義務がマスメディアに問われているのではないでしょうか。

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