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無責任な対応

大飯原子力発電所の再稼働問題について、「この夏関西電力管内において、電力需給が逼迫するのではないか?」と不安が広がっているようです。この不安は少なからず、政府(経産大臣)の発言が右往左往していることが原因のひとつではないでしょうか!「再稼働なくしてこの夏はのりきれない!」と言ってみたり、「計画停電もやむなし!」と言ってみたり…….!いったい何が本当なのか?正直分からなくなってしまいます。
政府(経産大臣)の場当たり的な発言については、非常に無責任だと私は思います。安全を第一に考えることは当り前ですが、あまりにも世論、マスコミ受けを気にしすぎているようにも見えてしまいます。
今の日本経済において、「内需を維持することに力をいれていかなければならない!」と私は思っています。現在の不況を招いているのは、震災ダケではなく、円高やデフレ等他にもいろいろな原因はありますが、中でも物づくり日本において電力需給の不安定性も大きな原因の一つではないでしょうか。
再稼働においては、「安全より経済を優先するのか!」という議論もあります。しかしながら、経済活動が衰退してしまっては、復興どころか日本を維持していくことさえできなくなってしまいます。
私は、とりあえず安全性の高い比較的新しい原子力発電所ダケでも再稼働をして、日本経済の内需を維持し、景気をある程度軌道にのせてから今後の原子力政策を考えても遅くはないと思います。
さらに経済が安定すれば、付随して復興のスピードも上がるようになると思っています。
常々私が思っていることですが、とにかく今の政府においては、場当たり的な言動や無責任な対応をヤメテ、マスコミの世論誘導にごまかされないように、冷静かつ敏速に日本経済の復興を進めていただきたいと思います。

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