節電解除
この夏に節電を強いられていた地域の節電解除がようやく発表されました。関西、九州、北海道の皆さん、また地元各企業の努力により、計画停電はなんとか回避されました。
関西圏内では、「大飯原子力発電所3・4号機の再稼働と火力発電所の故障が少なかったこと、また比較的雨が多く水力発電が例年以上に使用できたことなどによって乗り切れた!」との分析のようです。
なかでも大飯3・4号機の再稼働による電力供給の影響は非常に大きかったようです。再稼働していなければ、計画停電は避けられなかったかも知れないとの見解もあったようです。
次は、この冬の電力供給を考えなければならない時が直ぐにきます。
毎年、このように電力不足を考えながら生活していかなければならないのでしょうか。家庭はなんとかなるでしょう。しかし企業は生産計画や将来ビジョンを立てられなくて非常に困ってしまうではないでしょうか。
これらを無視しているのか、次期選挙に向けての戦略なのか、時の与党民主党から「2030年代に原発ゼロ」といった将来を考えない無責任な政策が、政府に提出されたことを腹立たしく思います。
日本の将来を左右するエネルギー安全保障問題を、こんなに軽々しく決めてよいのでしょうか?もっと慎重に時間をかけていろいろな角度から分析をして結論を出すのが常識ではないでしょうか。選挙を有利にしたいのかどうなのか知りませんが、あまりにも拙速に物事を考えていないでしょうか。政権与党のやることではナイ!と私は思います。