新増設
先日、枝野経済産業大臣は「今後、原子力発電所の新増設は認めない」旨の発言をしていました。大臣の頭の中では、この新増設に上関原子力発電所も入るようです。
しかしながら、大多数の上関町民は、上関原子力発電所建設が新規建設とは決して思っていません。なぜそのように思うか!それは、この計画が30年間という長きに亘り、上関町の町づくりの一貫として、一つ一つ建設に向けたプロセスを踏んできたからです。この2、3年前に始まった話ではないのです。正直な話、3.11が起こるまでの間、訳の分からない町外者の妨害行為によって準備工事を進めたくても進めることができなかった現状もあるのです。
今の日本における風潮をみれば、脱原子力的な話は耳障りの良い発言です。しかし、政府の正式な閣議決定もしていない中でのいつも通りの無責任発言。未来のエネルギー政策を根拠もなしに簡単に言ってのける大臣、情けないやら恥ずかしいやら……
今までエネルギー政策に限らず、オスプレイや沖縄基地問題、TPP、その他にもいろいろありますが、各大臣による発言は二転三転。そのことに対する反省も無く、その場しのぎで大衆迎合的な発言としか思えず、自身の議員としての地位や政権維持だけが目的ではないかと勘ぐりたくなります。本当にいいかげんにしていただきたい。
最後に一つ、上関町民の大多数が「上関原子力発電所建設計画が新規ではない!」と思っていることだけは、政府に分かっていただきたいです。