衆議院議員総選挙の結果を受けて
16日に投開票された衆院選では、県内4つの小選挙区において、いずれも自民党候補が当選し、全国的にも自民党が圧勝する結果となりました。
私たちの町、上関町は30年という長きに亘り、国策である上関原子力発電所建設計画を推進してきました。
上関町民にとって、今回の選挙結果は、これからの町づくりに新たな希望を持たらせてくれるものと信じています。
山口2区で当選した岸議員は、上関原子力発電所の建設計画について、「今の段階で結論は出せない」としつつも、「30年間、国策で苦労されてきた地元の方々の気持ちを尊重したい」と語っておられました。この言葉は、私たち町民にとって大変励みとなりました。
私たち上関町民も今の状況は十分承知しています。原子力発電の問題に限らず、他にも多くの課題が山積しており、新政権になったからといって、すぐに新たなエネルギー政策が決定されるものではないと認識しています。
昨年来、上関町でも地域ビジョン検討会を開催し、発電所建設に頼らない道も模索してきました。しかし、過疎高齢化・人口減少と衰退の一途をたどっている上関町にとって、原子力発電所建設はそれらに歯止めをかける唯一の望みです。
これからの政権には、国の未来を担うエネルギー政策をしっかりと議論していただき、上関原子力発電所建設の一日も早い工事再開を願います。
そのためにも、だれもが安心できる安全な原子力発電所を望みます。