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再稼動の是非

新潟県議会において,柏崎刈羽原発再稼働に対する住民投票条例案が審議されていたようですが,議会の反対多数により,否決されました。
このことについて,あるマスメディアが伝えていました。「今回の議会決議で本当に民意が反映できるのか。議会自体が自分たちの存在意義をアピールするための否決ではないのか。」と…..
それはチョット違うんじゃないでしょうか?
私としては,条例案に反対した議会の意見を聞く限り納得しました。それは,その時々の世論の流れで,原発や米軍基地,その他の国策が右往左往してしまったら,国益を損なってしまうことになりかねないからです。
そもそも住民投票とはなんでしょう?国策にまで口を出し,国の決定に意義を唱えるためのものなのでしょうか?決してそうではナイはずです。自分達が住んでいる地域ダケで解決出来ることについて,住民投票を行うのであれば,誰もが住民投票条例の存在に納得するでしょう。しかしながら,国の存亡がかかるようなことや,国益に関することまで「民意だ,民意だ」と言って住民投票をするのは,いかがなものでしょうか。
東京や大阪,静岡などで同じ様な事案が審議され,当然のことながら,全ての都府県で「否決」という常識ある決断を各議会は行っています。
当たり前のことが当たり前に発言できない現在,「民意」という聞き心地の良い響きによって,偏った考え方をマスメデイアに誘導されつつあるように,私は感じてなりません。

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