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本当の民主主義とは

先月末、漁業補償金の受け取りを決めた山口県漁協祝島支店の組合員数名が、3月23日、受け取り拒否に記名捺印した祝島支店組合員31名の書類を持って、山口県漁協本店を訪れ、提出したとの報道がありました。
いったい、どういうことなのでしょうか。ようやく自由な発言ができやすくなるキッカケができたと思えたのですが….また、逆戻りなのでしょうか。
今回のことで、私が気になった発言があります。その中で、一般常識と懸け離れている!と思ったのは、同行した弁護士がテレビカメラの前で語った、「ばたばたっとした手続きで無記名投票にしてしまっていて、民主主義に則った方法を全然行っていない」という主旨の発言です。これっていったい何? この発言が一般常識だと言うのであれば、国政選挙や県、市町村長選挙、また都府県議会選挙、市町村議会選挙は、全て反民主主義選挙になってしまうのではないでしょうか。普通、選挙というものは、無記名投票が当たり前でしょう。
今回のこの発言は、全く理解不能です。また、この発言に違和感を持たず報道しているマスメディアもいかがなものでしょうか? 今回の補償金受け取り拒否に関する記名捺印も、本当の真実かど~なのか。
「これが本音だ」と申し入れ代表者がテレビで言っていました…が、私はそうは思いません。相当の覚悟で前回の投票において自己主張された方々の民意とは懸け離れていることだと思います。
いい加減、こんなことは止めて、補償金については、最終的に「貰いたい人は貰って、貰いたくない人は貰わない」それで良いのではないでしょうか。
島内環境がようやく正常化に向かって進んでいくのかと思いきや、こんなことを繰り返していると、祝島で新たな不協和音が生じないかと心配です。

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