国会予算委員会
今日,4月5日(金)お昼前,なんとなくテレビをつけたらNHKで国会中継をしていました。
途中から見たので全容はわかりませんが,民主党の細野豪志議員の質問の中で「上関」という言葉が耳に飛び込んで来ました。それは,
・自民党が10年を目途にエネルギー政策を策定するとして,国の方針が定まらないのに,県知事が埋立申請を許可できるはずがなく,上関原子力発電所計画を白紙に戻すという選択はどうか。民主党であれば新設を認めない方針を出した。
・中国電力は電力需給に余裕があり,原子力発電所の新設の必要性に緊急性はない。
・祝島の人達は,原電計画に反対している,というような内容の質問でした。
これに対する安倍総理の答弁は,
・これから,再生可能エネルギーを含めた,様々な可能性を考慮し,エネルギーのベストミックスを構築していかなくてはならない。
・上関については,祝島と上関町とで事情が異なっており,昨年の知事選を見ても分かるように,現山本知事は反原子力で戦った飯田氏に圧倒的大差で勝ち,上関町は県内全市町村で2番目に高い得票率だった,というものでした。
また,細野議員は質疑の中で,祝島で反対している山戸氏と電話で話し,
・山戸氏が言われるには安倍総理の夫人とは面識があり,原電計画については反対という発言を既にされている,とも言っていました。
正直,聞いていて腹立たしく思いました。先日も,菅元総理が祝島に来たというニュースを見ました。今月末の参議院補欠選挙のアピールだと思われますが,この民主党の一連の行動は多くの上関町民の意向を無視してはいないでしょうか。また,電気が足りる足りないというだけの問題ではないでしょう。エネルギー政策は,日本経済や,地球環境,国家セキュリテイにも繋がる大きな課題です。エネルギーの重要性について,この程度の認識もない方々が,つい先日まで政権を担っていたと思うと,とても残念な気がします。
また,予算委員会の場で夫人の話を持ち出すのもどうかと思います。安倍総理のイメージダウンを狙ったのだと思いますが…。
上関原電に対しては,賛否両論あると思いますが,多くの上関町民は発電所建設による活力ある町づくりを望んでいます。県内の市町村が豊かになることは,山口県全体が豊かになることと同じことだと思います。
その為にも,誰もが,「より安心・安全」を感じることができる,原子力発電所の早期建設が実現されることを望みます。