これからの上関町
参議院選挙も終わり、低い投票率の中、自公政権の圧勝という形になり、「ねじれ解消」となりました。
今回の選挙結果を受けて、最も大切なことは、これからの日本、これからの山口県、そして、これからの上関町をどうしていくのかということです。今後、自公政権には、目先のことダケを考えるのではなく、しっかりとしたビジョンを立てて、良い方向に進めてもらいたいです。(安倍政権なら大丈夫だと思いますが…..)
ただ現在の上関町においては、あまりゆっくりとビジョンを考えている時間はありません。以前から度々ブログでコメントしているように、上関町民人口の減少は日に日に加速しているように思います。自然減、社会減を合わせて、ザッと年間100人前後減っているというのが現状です。3月の新聞報道では現在3,332人の上関町の人口は2040年には,1,388人となり,中国地方で最も人口減少の割合が大きい市町村になると予想されていました。
この現状を打破するために、町執行部と町議会議員の方々が、「地域ビジョン検討会」でおよそ1年かけて、今後の上関町をどのようにしていくべきなのか、協議したと聞いています。ただ、なかなか名案が出て来なかったようです。しかし、私の聞いた中では、机上の空論めいた意見も少なからずあったようです。
今現在の上関町の状況を見て、まだ現実味のない理想論を語る方がおられるとは、非常に残念です。今の私たちには楽観的な意見につきあっている余裕はありません。3.11以降、行政、商工業者、また町民一人ひとりが「 これから上関町はどのようになってしまうのだろうか」 と毎日不安を感じているのです。
これからの上関町に、何が必要なのか?また町民一人ひとりがどのような努力をしていくべきなのか?責任ある方々には、現実を見据えた議論をしっかりとしていただき、これからの上関町のあり方について、私たち町民に助言をお願いしたいです。