冷静な判断
7月21日に、参議院議員選挙が行われます。各党の政策内容が、街頭演説やマスメディアを通して聞こえてくることでしょう。
私は各党が出している原子力政策がどうしても気になってしまいます。ざっと見てみると、自民党以外は「原発ゼロ」に向けた政策を掲げているようです。
3.11以降、原子力政策については、「マルかバツか」また、「100か0か」という極論になっているように思います。今回の各党の原子力政策についても、同じようなことが言えるようです。というのも、自民党以外の主な政党は、「2030年代にゼロ」から始まり、「即刻廃炉」まで様々です。どの党もゼロにするまでのプロセスや、その間どんな影響があるのかということに関して、具体的に記していないように思うのです。
原子力政策については、エネルギー安全保障などの面において、国益に直接響いてくる重要な問題です。
何であっても、極端な議論は現実的ではないと私は思います。事故が起きたから、耳障りが良いからという理由で安易に「ゼロ」ではなく、現実的な政策を国民に対して訴えて欲しいです。
特に野党の方々には現実的な主張をお願いしたいものです。