脱原発の矛盾
「脱原発」を決めているドイツのエネルギー事情について気になる記事が載っていました。
ドイツは2022年までに国内17基の原子力発電所を停止する。との政策を掲げています。停止する原発の代替エネルギーとして、再生可能エネルギー( 太陽光や風力などetc…. )の導入が急速に進められています。しかしながら、なかなか用地取得や固定価格買取制度による電気料金の高騰など、様々な要因があり、思うようにいっていないのが現実のようです。
現政権( メルケル政権 ) においては、当面のところ原子力発電所の穴埋め分として再生可能エネルギーでは対処できず、石炭、褐炭 ( 水分や不純物が多く低品質名石炭 ) が必要不可欠と位置付けているとの事です。また、石炭、褐炭の掘削地域の拡張により、住民の立ち退きなどの問題も出てきているようです。
地球温暖化防止の為、各国がCO2削減に取り組んでいる最中、CO2を出す石炭、褐炭にエネルギーを頼らなければならない。という逆行した状況に対して、非常に矛盾を感じるのは、私だけでしょうか。結局のところ、国民生活を守り維持していく為には、綺麗事ばかりでは、何も成り立たないという事が見えてきました。
現実を見ましょう。現実を報道しましょう。今の世の中、綺麗事ばかり言い過ぎていませんか。
背に腹はかえられません。現実を見て、今現在何が本当に必要なのか。今一度、よく考えて頂きたいです。特に偏った報道をするマスメディアの皆さんには・・・