祝島支店へのカンパ
山口県漁協祝島支店の赤字補填の為という名目で、よく分からない団体から集められたカンパ金が、7月21日に祝島島民の会の幹部達に渡されたとのこと。
ただし、ある人のブログによると結果的には、祝島支店の漁師さん達の大多数は、このカンパ金の受け取りは拒否されたようです。( 数名は受け取ったようですが... )
この事が事実なら、大多数の祝島支店の漁師さん達の気持ちが分かるのではないでしょうか。
漁師さん達の正当な権利である漁業補償金受け取りを妨害し、「受け取らなければ原発はできない」などといった虚勢を唱え、「我らが島の正義だ」と言って、反原発利権に群がる一部の幹部達。あなた方こそ、お金で島の人々の権利を侵害しているのではないですか。
原発を「反対、反対」と言うのは個人の自由です。別に否定するものではありません。個人の自由ですから。
しかし、権利を侵害する行為は絶対にダメでしょう。
このカンパ金を受け取ったであろう一部の漁師さんは、どういった思いでしょうか。何も感じていないのでしょうか。そんな事はないハズです。漁業補償金の受け取りは妨害し、自分達はカンパ金を何の抵抗もなく受け取る。誰が見ても可笑しな事に見えます。
カンパ金を受け取らなかった漁師さん達は、どういった思いでしょうか。こういった行動こそ一般的だし、ある意味、自分達のプライド ( 誇り ) を守ったのかもしれません。
通常、カンパといえば、一見美化したものに感じますが、今回のカンパ金というものは、一種のイデオロギーに囚われたカルト的なものにも感じられます。いい加減、この様な事はナシにしていただきたいです。