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COP21

 

 2015年、COP21の国際的合意に向けて、2015年末に、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の「第21回締約国会議(COP21)」がフランス・パリで開催されます。この会議で、2020年以降の世界の気候変動・温暖化対策の大枠が合意される予定です。世界がどの程度気候変動を防ぐことができるのか、すでに起こっている影響を少しでも軽減できるのか、といったことが決まると言われています。この会議(COP21)が地球にとって非常に重要なのはそのためです。
 現在、日本は、原子力発電所がストップしているため、化石燃料に頼る火力発電で電気を賄っており、二酸化炭素を、大量に排出しています。これだけが要因ではないとは思いますが、日本は、二酸化炭素の削減の具体的な数値目標を出すことが出来ずにいます。
 以前に「パンドラの約束」という映画を紹介しました。覚えておられるでしょうか。スチュアート・ブランド(アメリカ)などの環境活動家が「様々な角度から見た時に原子力というテクノロジーこそが、地球を気候変動から守ってくれる」と反原子力から原子力推進に考えが変わっていくといったドキュメンタリー映画です。
 日本のエネルギー政策では、原子力を重要なベースロード電源と位置付けていますが、どの程度使っていくのかという比率は、まだ決定されていません。自然エネルギーやその他にも、二酸化炭素の排出が少ない発電もありますが、今の私たちにとって温暖化防止対策の切り札と言えるものは、原子力発電なのではないでしょうか。一日も早い、再稼働が望まれます。
 その為にも、「安全・安心」が、私たちの心に実感できるものでなければなりません。

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