プロメテウスの罠
朝日新聞に掲載されている「プロメテウスの罠」を知っていますか?9月に掲載されていた「プロメテウスの罠」は、朝日新聞が、上関原子力発電所建設に反対する人達の活動を取り上げていました。
この記事を読んで、率直に思ったのは、〝事実無根とまでは言わないが、読むに足らないもの〝だということです。
読んでいて、矛盾ばかり感じてしまいます。「祝島は豊かな海があれば生活できる。」と書いてある。じゃあ、なぜ、多くの若者は、島を去っていったのでしょうか。残念ながらこれは事実です。人口は減少し続け高齢化が進んでいます。上関町全体でも、そうです。根本的なものが改善されなければ、これからも若者は上関町を去っていきます。
その他にも、いろいろと言いたいことは沢山ありますが、準備工事の際の様々な妨害活動の記載です。妨害行為が正当なことのように受け取れてしまうのではないでしょうか。よく考えてみて下さい。こうした妨害行為は、すべて違法な行為です。主義主張の為なら何をやってもいいのでしょうか。こういう行為を称賛する朝日新聞と記者の意図が理解できません。
上関原子力発電所建設計画に対する住民の考えは様々です。今は賛同する町民が大半なのです。偏った視点からだけで記事を書くのではなく、その地域が抱えている現状や住民が何を望んでいるのかを、正確に伝えてもらいたいものです。