事務局より

上関町青壮年連絡協議会主催「エネルギー講演会」

 10月28日(土)、上関町総合文化センター多目的ホールで、「エネルギー講演会」が開催されました。この講演会は、10月26日の「原子力の日」に合わせて上関町青壮年連絡協議会が主催したものです。台風が接近するなかでも、約100名もの参加がありました。
 この日は、国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構の鈴木国弘先生をお招きし、「これからの日本のエネルギーについて -私たちの明日に向かって!-」の演題でご講演頂きました。

1509428624747 1509428603630
1509428616994 1509428594777

 講演では、主に原子力発電や放射線についてお話しいただきました。
 原子力発電は、火力発電に比べて二酸化炭素の排出量が少ないという特徴があります。しかし、原子力の利用を考えるうえで、まず放射線への不安が先立つのが現状です。
 そのような中で、鈴木先生は、火を例えに出して知識を高めることの大切さを説明されました。
 マッチの火を怖がる人はいませんが、山火事に出くわすと皆さん危険だと判断して逃げ出すと思います。火についてよく知ることが火を利用するうえで大切なように、放射線について知識を高めることが放射線を活用するうえで大切なのです。
 放射線というのは、近代になって発見され、本格的に利用が始まってからまだ歴史が浅いため、一般的にはなじみが薄く、恐ろしいものとしてとらえられています。しかし、元々自然に広く存在し、身近なところで利用されています。

 原子力や放射線に関する理解を深め、デマ等に惑わされない正しい判断と対応を行うことが大切です。
 同様に、上関町の将来についても、一人一人が理解を深めることが大切だと思います。

 ※この日の講演会については、後日、会報「未来通信」に掲載する予定です。ぜひご覧ください。

TOP