上関原子力発電所 埋立免許竣功期間伸長許可
10月25日に中国電力は、上関原子力発電所建設に係る公有水面埋立免許の「工事竣功期間伸長許可申請書」を山口県に提出していましたが、11月28日、山口県は、「工事竣功期間伸長」を許可したとの発表がありました。
今回、許可された工事竣功期間は、着手した日から起算して17年8月以内(2027年6月6日まで)となっています。
また今回の伸長期間は、4年5ヶ月とこれまでで一番長くなっていますが、これは、10月25日に、埋立工事施行区域内の海域で行う海上ボーリング調査に対して、妨害行為を行わないことを求める妨害予防請求の訴訟に必要な期間として11ヶ月。そして、海上ボーリング調査に少なくとも約6ヶ月、その上で埋立工事期間を3年間としたものです。
中国電力には安心・安全な発電所建設に向けて、引き続き取り組んでもらいたいと思いますし、提訴については、安全に海上ボーリング調査を行うために行ったものと受け止めています。
少子高齢化の進んだ上関町では、多くの町民が原子力建設を契機とした活力ある豊かな町づくりの実現を望んでいます。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けても、原子力発電は必ず必要な電源であり、今後、原子力の新増設についての議論が進み、できるだけ早く上関原子力発電所の準備工事が再開することを期待しています。