電力需給の逼迫(ひっぱく)について
みなさん、明けましておめでとうございます。
「未来通信」の正月号(No.35)はもう読んでいただけましたか?
今回は総合文化センターなど、室津地区埋立地について紹介しています。
さてここ最近、寒い日が続き暖房器具の使用量が増えたことなどにより、全国的に電力需給がひっ迫しているそうです。コロナ禍で、在宅勤務が増加したことなども理由の1つかもしれませんが、ラジオを聴いていると、今回、需要に対して発電量が不足しそうになっている原因には主に3つあるとパーソナリティがいっていました。
1つ目は、悪天候などにより、太陽光発電等、再生可能エネルギーの発電量が大幅に減少したこと。2つ目は、これと同時に、寒波による暖房需要等の増加に伴い、LNG火力を計画以上に使わなければならなくなり、燃料となるLNGの在庫が不足したこと。3つ目は、そもそも安定して発電することが特徴の原子力がほとんど稼働していなかったこと。だそうです。
エネルギー資源に乏しい日本では、海外から輸入した化石燃料による火力発電や、安定して発電できない再生可能エネルギーだけでは、安定して電気を使うことが難しいと分かりました。バランスの良い電源構成を構築するためには、安定して発電できる原子力発電は不可欠です。今年はエネルギー基本計画が改定されます。その中で原子力の新増設が明記されることを期待しています。