岩国市長選
29日に投開票された岩国市長選では、現職の福田良彦氏が再選されました。
今回の市長選は、去年9月に行われた上関町長選に構図が似ており、私は個人的に注目していました。
立候補者は3人でしたが、事実上、現職市長と元職2人の一騎打ちの様相を呈していたと思います。
現職の福田氏は、空母艦載機移転問題で国と対立するのではなく支援を求め、平成24年度開港予定の岩国錦帯橋空港や愛宕山地域開発事業跡地処理に関しても負債処理にめどをつけるなど「まちづくりを進める」姿勢でした。
対する元職の主張は、国に依存する政治手法の批判が中心で、具体的な政策、つまり明確なビジョンがわかりづらかったように思います。
誰しも皆、自分たちの住んでる市町村を良くしていきたい、住みよい町をつくっていきたいと思うのは当然のことではないでしょうか。岩国市長選においても民意は「まちづくり」だったと思います。
上関町においても、原子力発電所建設はあくまで企業誘致であり、最大の目的は「まちづくり」です。ただ、東日本大震災以降、原子力発電に対してさまざまな不安を抱える方が全国的に多くなっているのも事実です。そのためにも、安全性の確保された「より安全・安心」な原子力発電所建設を望みます。