本当に大丈夫 ?
脱原発依存、脱原発が語られている昨今、マスメディアや一部反原子力の方たちが言われているように、原子力エネルギーを全部捨てて、再生可能エネルギーへ全部シフトしていくことが、将来の日本にとって、本当にプラスになるのでしょうか?私はそうは思いません。
原子力発電所に限って考えても、いきなり再生エネが原子力の代わりになることはありません。数十年という長いスパンで見ていかなければ到底無理です。また、再生エネのコストについては、全くといってよいほどマスメディアは報道しません。今現在、再生エネの割合を「25%~35%へ引き上げていこう」といった政策を検討中とのことですが、パッと見、安心安全なエネルギーを増やすことで大丈夫なように思えますが、何でもメリット、デメリットがあるように全部OKという訳にはいきません。再生エネをここまでのパーセンテージに上げることに伴い、送電線設備などに数兆円~数十兆円のコストが必要との試算も出ているようです。また、原子力発電の停止に伴い、古い火力発電所の立ち上げなどのコストも別に掛かってしまいます。
それらが各家庭や企業の電気料金として跳ね返ってきます。また、再生エネ買取法案に伴い、プラスαの電気料金が家庭や企業に対してダブルの負担となっていきます。
何でも急激に変えてはいけません。徐々に変化をさせていかなければせっかくの良い薬も劇薬に変化してしまいます。エネルギー政策に至っては、既存の原子力発電(当然規制庁のOKがでた原子力発電ですが・・・)をうまく利用しながら冷静かつ現実的に、すぐに結論アリキではなく、考えていかなければならないと思います。