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上関町 漁業(白浜漁港)

←穏やかな冬の日の上関町室津白浜漁港の様子です。私はこの漁港の風景が好きです。

漁師さん達がタテ網で獲った魚を外しています。→  
 瀬戸内海でも冬には時化ることが多く,漁に出られる日は限られます。
 上関町に限った話ではないようですが,漁獲高は年々減少しています。それに伴い,漁師さんの人数も少なくなり,後継者不足の問題を抱えています。
 先日,近隣の下松栽培漁業センターで漁獲高の増加を図るため,稚魚の中間育成に力を入れているニュースを観ました。
 上関町でも光・熊毛栽培漁業センターで中間育成の稚魚の放流は盛んに行われています。
 しかし,それがすぐ漁獲に繋がるわけではありません。自然界の中で稚魚が成魚に成る確率は低いと聞きます。今後,魚を確実に増やし,豊かな漁場を作っていくためには,市町村などの行政による積極的な助成が必要となってくることは十分に考えられます。 
 そう考えると,過疎化の進んだ,財源の乏しい上関町にとって原子力発電所建設による国からの交付金は貴重な財源の一つです。
 放射性物質から発生する放射線は確かに,扱い方によっては危険なものです。しかし,今から稼働される発電所は,決して,福島の事故を繰り返す事がないよう,安心・安全なものでなくてはなりません。むしろ,新規建設の方が,既存の発電所より容易に達成できるのではないでしょうか。
 事実から目をそらし,「風評被害」ばかりに気を取られていては,決して明るい未来を生み出すことはできません。

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