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選挙結果

先月末の参議院山口県選挙区補欠選挙において、自民党新人(公明党推薦)の江島潔氏が当選されました。現在、アベノミクスによる景気回復傾向の追い風の中、この結果は、あたりまえと言えばあたりまえなのかもしれません。

3.11東日本大震災、また福島第一原子力発電所の事故以降、今日まで色々な選挙が行われてきました。私たち上関町民においては上関町長選挙、山口県民においては県知事選挙、また、国政においては衆議院選挙。

ただ、あれだけの「反原発、脱原発」の報道がされているにもかかわらず、全ての選挙結果において、原子力容認派の勝利という結果が続いています。

これって何?

私が思うに、原子力に代わる代替エネルギーがすぐには確立されない現実を、多くの国民が気がついているからではないでしょうか。また、「反原発、脱原発」を声高々に語っている方々の代替案が、全くと言ってよいほど現実感がなく、理想主義的な空論の発言内容になっていることもあるように思います。

結局のところ、今の私たちの生活を守っていく為には、日本経済の再生が必要であり、そのためには、原子力発電所を有効活用しなければ立ち行かなくなるという現実を多くの国民は分かっているのではないでしょうか。

ただ、今現在、「 原発は悪 」という風潮が強い中、表立って賛成、また容認という発言がしにくいのが現実です。

そろそろ理想的空論ばかりの論争はやめて、現実的論争に切り替えるべきではないでしょうか。原子力発電はこの先も、日本のエネルギー安全保障や、ベストミックスなどにおいて基軸となることは間違いありません。

そのためにも、原子力規制委員会が現在策定中の規制規準をクリアした原子力発電所は速やかに再稼動し、老朽化した発電所は廃炉にし、様々な教訓が生かされ、最新の安全設備の整った上関原子力発電所の早期建設を望みます。

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