Topics

上関原子力発電所建設


 こちらは,上関原子力発電所の建設予定地に最も近い四代地区です。四代地区と予定地は2kmほどしか離れていませんが,地区の殆どの方は,原子力発電所の建設計画を前向きに考えておられます。

 昨夜,ふとテレビをつけると,原子力発電所の再稼働について,出演者がはげしく議論する番組がありました。
 途中から見たのですが,再稼働に反対する出演者から「原発は悪魔のエネルギー」,「原発を誘致する市町村は潰れて行くしかない所」,「交付金漬けで,新たな原発を建設し続けることになる。原発はまさに麻薬」など,いつの時代のことを語っているのかと思うような内容でした。都会で何不自由なく暮らしている出演者に,地方で暮らし,過疎に苦しむ地域の気持ちは分からないと,悔しさを感じました。
 原子力発電所を誘致するのは,確かに産業が少なく,人口減少や過疎に苦しむ地域です。それを,脱却する為の有効な手段として,原子力発電所を誘致し,地域の活性化を願うことが悪いことなのでしょうか。
 原子力発電所建設は国策とし進められてきたものです。国からの交付金(電源交付金)は立地市町村や周辺市町村にも交付されます。三法交付金制度は,使途に制約があり,交付金で建物を建設した後,維持管理に困ったというような話は聞きましたが,現在は制度改正により,福祉や教育といった色々なものに活用出来るようになっています。私たち,新規立地点の上関町民にとって,電源交付金は大切な財源であり,決して無駄遣いをせず有効に活用しています。
 また,原子力発電所がストップしていても,電気は足りているとよく言われますが,将来的にも安価で安定したものとは言えないと思います。
 原子力発電所に限らず,発電所や工場などの企業誘致は事故が起こらないとは限らないし,リスクゼロはあり得ません。だから,誰もが国の厳しい基準をクリアした,より安心・安全な施設が建設されることを望んでいます。 
 多くの上関町民は,一日も早い原子力発電所建設工事の再開を願っています。

TOP