今後のエネルギー政策
国のエネルギー基本計画の素案が経済産業省から発表されました。原子力の利用については、重要なベース電源として位置づけ、他の化石燃料や再生可能エネルギーとのベストミックスを目指す、とのことです。
私たち上関町民としては、もう一歩踏み込んだ政策発表を期待していましたが、今の現状ではこれが精一杯なのかな、とも思えます。
以前にも、「理想と現実」についてコメントさせていただきましたが、現在の日本のエネルギー政策論は、マスコミ等の世論誘導ともとれる報道も影響があるのだろうと思いますが、まだまだ現実離れした理想論がかなり先にきてしまうのが現実です。
マスコミ自体が反原子力なのは十二分に分かっていますが、近々の日本において原子力技術(エネルギー安全保障や廃炉など)がこれからも必要なことも分かっていてのこれらの報道については、いつもながら違和感を覚えてしまいます。
今でも1日あたり100億円の国費が海外に流出し、国民財産が失われているという現実を知りながら、理想論ばかりを語る一部のマスコミ。政治における報道でも、政治家のスキャンダルや失言、政党支持率の上げ下げなどをエサに、揚げ足取りばかりの報道。言論の自由と声高々に訴え、過激なデモに対しても正当な権利と言い放つ一部のマスコミ。いい加減、政局や世論受けを求めるだけの報道は謹んでいただきたいです。
これらのことが今の日本のためにはなっていないのは、マスコミの方々も分かっているはずです。ぼちぼち日本国のために、国民のための本当の報道をしていただきたいです。