異常事態
甘利経済再生担当相が27日の閣議後記者会見において、今現在、原子力発電所の代替電源となっている火力発電の燃料費上昇が、各電力会社の経営を圧迫していることに関し、「 このまま事態を放置すれば、産業用の電気料金が東京電力福島第一原発事故前より5割上昇する。 」との見通しを示した。との記事がありました。また、産業を守る為に電気料金を上げずに据え置いたとしたならば、「 各電力会社で債務超過が続出する。異常事態が迫りつつある。 」 とも指摘しているようです。
こういったコメントに対して、賛否両論な意見が飛び交うのかな。特にマスメディアに至っては、「何言ってるの? 電力は十分に足りていますよ。もっと電力会社自体が努力して経費を削減すれば、電力料金を上げずに済みますよ。あと電力の自由化を進めて競争させれば電気料金は下がります。」 とか言って来るのかな?
別に、マスメディアがどんな事を言おうが勝手だけど、「原子力発電所が停止している事によって、死活問題になっている方々も大勢いる。」という事も一緒に報道して頂きたいですね。今現在、原子力発電所立地自治体がどのような状況なのか。また、中小零細企業がどれだけ苦しいか、これ以上のコストアップに耐えていけるのかどうか。
関係のない方達は、原発を動かさなければ 〝ALL HAPPY〝 なのかもしれませんが、動かす事によって、会社の経営状態が改善したり、日々の生活が少しは楽になるといった方々も大勢いらっしゃる事を忘れないでほしいです。