再生可能エネルギーの行方
3.11の福島原発事故以降、CO2削減などの観点から、再生可能エネルギーが注目をあびています。固定価格買取制度で加熱しており、中でも太陽光発電が一番の伸び率のようです。通常より3倍から4倍の値段で電力会社に20年間買い取っていただけるという事で、お金のある企業や余裕のある家庭などでの需要が増えているようです。
しかし、どんな事でも問題が発生するもので、この買取制度に関しても様々な問題が発生しているようです。
中でも悪質なのは、資料だけ提出し、実際には太陽光パネル取付工事にも着手していない事例や、設置はしたものの、発電施設に不具合が起こってもそのまま放置している事例などがあるようです。
また、最近では電力各社が電力の安定供給に支障がでるとの事で「新規の買い取りを中断している」との報道も目にしました。
ある再生可能エネルギー論者が(最近全くと言ってよいほどマスメディアで見なくなりました。)
再生可能エネルギーさえ促進していけば、日本における全ての電源をまかなえるかのような持論を唱えていらっしゃいましたが、この3年の物事を見る限り、空論であり、理想郷を掲げただけという事が改めて分かりました。
なんでも時間はかかるものだ。と感じる今日この頃です。